14 店長story 2012冬

 

                                            前回の「店長story 13] 


                                             http://konbumura.jugem.jp/?eid=44

 

《縮小に向けて》

 

店長story 14

 

 

 

2012年 冬

とても寒い日の午前、

弁護士一行が道南の森駅に降り立ちました。

 

臼山弁護士、歩く憲法弁護士、公認会計士。

(以前のブログで登場しています。http://konbumura.jugem.jp/?eid=27

 

 

今日は取引先のメイン銀行へ行き、臼山弁護士が
会社の融資や返済について、他再生案などの交渉をします。

 

入り口に入ると、まずは皆さん、コートを脱ぎ左手に抱えました。

 

中に入る前にコートを脱ぐのが礼儀のようです。

へぇ、そうするもんなんだなぁと一人関心(^^)

南かやべでそんな光景は、見たことがありません(笑)

 

歩く憲法がテーブル一番手前に座り

その左隣に私が座りました。

当たり前ですが、スーツを着ています。

 

南かやべでスーツを着ている人がいないので、

目新しくてつい、ジロジロ(ーー;)

 

胸元には存在感のある弁護士バッチがしっかりと付いています。

(勉強ばっかりしてたんだろうなぁ。)

 

私に見られていることにはお構いなしに、

高級そうな革に包まれたノートとノートパソコンを

鞄から取り出しました。

 

・・・エリート弁護士 歩く憲法 の動きが気になります(笑)

 

次に四つ角がキレイに揃ったハンカチを取り出し、

外気温との差で曇りがちな眼鏡を丁寧に拭き始めました。

 

(歩く憲法、育ちがいいんだろうなぁ。)

 

 

・・・でも、、、絶対付き合わないタイプっ♡

 

 

臼山弁護士が真ん中に座りました。

 

(相変わらず、上の方が薄いなぁ。)

 

何が話されるのか、緊張感ある面談の前に
つい余計な事ばかり気にしてしまいます。

この場から逃げたい気持ちの表れでしょうか(-"-)

 

 

 

しばらく待っていると、メイン銀行のNo、2ギラ男が登場しました。

 

(この方も以前登場しています。http://konbumura.jugem.jp/?eid=30

 

 

 

今日は後ろに2名ほど子分を連れています。

 

しばらく大人の会話が続いております。

 

歩く憲法が議事録を無表情のまま早打ちでパソコンに入力しています。

(エリート感、半端な〜い)

 

お互い探り合いの会話をしながら、相手の出方を見ています。

私は聞いているだけでした。

 

これと言って決定的な話し合いが出来たかと言うと、
そんな感じではなく、形式的な内容で終わっていました。

 

お昼は皆でおそばを食べてから、会社事務所へ向かいました。

 

その間、父が湯婆婆さまを函館に迎えに行って

事務所での打ち合わせが始まりました。

 

湯婆婆さまがソファの一番良い席に着席されました。

 

弁護士は法律的な話しや切り離す工場や土地の譲渡について、

縮小に向けての段取りを話していました。

 

ただ、山にある工場や冷凍庫、土地を数億で売ったとしても
経営をしていけるわけでもありません。

 

融資で借りているお金を返すだけとなり、返済金は少し減るだけで
状況はほとんど変わりません。

売るものがない、お金もない、知恵もない。

知恵を絞ろうともしない。

 

会社役員は荒波の舞台に立とうとしない、ただの傍観者。

 

父も半分わかって、半分わかっていないような。

数字を根拠に今後の会社の動きを話されたわけではなく、
実のない話し合いだったような気がします。

 

経営についての先見之明がある人物がこの中に
いない限り、この問題の出口は一つしかない気がします。

 

 

「わしのいう事を聞いてれば、

こっだらことにならながったのに💢」

 

終止、湯婆婆さまの怒りとぼやきが

嘆き悲しむ、でかいお顔から、零れ落ちます。

 

「何が何でも会社をなくしてはならない!」

「若い夫婦で頑張れば何とかなる!」

 

とか、熱いお気持ちはわかりますが。。。

 

なんか、空理空論で2時間が過ぎた気がします。

 

でも、もう山側の工場、冷凍・冷蔵庫、研修員宿泊施設、事務所、食堂

全ての閉鎖は確定しました。

 

浜辺に残る小さな工場と冷凍庫、事務所に移り事業縮小へと

進みます。

 

次の山場は、長年働いてくれている女工さん達へ

なんて報告するか。

 

気が重いです。

 

 

 

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(辛いことも多かったですが、自分の人生の舵取りをする為に

必要な経験をたくさんしたと思います。

この店長STORYは昔の暗い話ばかりが続きますが、

読んだ感想や応援メッセージを頂けると嬉しいです(^^) )

 

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