20 店長story 《計画書》2013.1月

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前回の「店長story 19」 

http://konbumura.jugem.jp/?eid=55

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店長story 20

 

《 計画書 》

 

 

 

2013年1月

年が明けて、早々、

メイン取引先金融機関のナンバー2がやってきました。

 

鋭い眼光と脂ギッシュな顔、早い口調、肩幅の広い背広・・・

 

なんだか、、、圧に負けそう・・・(-"-)

 

狭い事務所に入ってきて、私の隣に座りました。

 

通称ギラ男:初回登場のブログ http://konbumura.jugem.jp/?eid=30

 

「今後、おたくがどう商売していくのか、

経営計画書を提出してください。」

 

経営計画書・・・

うちの会社で今までちゃんと作ったことあるのかな。

 

ギラ男からは先に電話をもらっていて、

「今後の流れを説明できるようにしておけ」と

言われていました。

 

その為、会計事務所に行って、

エクセルに数字を打ち込みながら作る

雛形の計画書をもらってきていました。

 

また、メイン金融機関の支店が近くにあるので、

そこの支店長にも相談に行きました。

 

すごく親身になって、

経営学を知らない私に、

いろいろな資料を元に教えてくれたり

自分が読んでためになったという経営の本をくれたり。

 

その時の私がどう理解して、

学んだことを生かせていたのかはわかりません。

 

会社役員たちは逃げ、残った者は現実と向き合おうとしない。

そんな中で無知で経験も何もない私に教えることで、

必死に会社を救おうとしてくれていること。

 

長年付き合っってきた取引先であり、

南茅部に古くからあるこの会社を助けたいという想いです。

 

ただ、それだけはすごく伝わり、わかっていました。

 

「もう、これ以上融資をしてはいけない」

金融機関上層部から見切られた水産加工会社に対して

支店長が出来ることをしてくれたと思います。

 

今の能戸フーズを作った時から

絶対潰れない、潰さない会社にしようと必死になっていた三年間は

彼のそういった対応に応えたいというのが一つあったと思います。

 

 

今となっては、

お客様に昆布を通じて幸せになってもらいたいとシンプルな

気持ちで仕事をしています。

 

最初からそんな想いで起業するものだと思いますが、

私は「不」に向かったところからのスタートでしたので、

ゼロよりマイナス地点から起業した時の想いは

恥ずかしながら「どす黒かった」です。

 

その時ははっきり具体的に思っていたわけでもありませんが、

支店長の想いやエネルギーによって、自分の行動エネルギーが上がり

自分を強くしてくれていたと思います。

 

・・・確か30代前半の若い支店長でした。

その彼は翌年退職して、札幌で新たな就職先で働いています。

 

 

そして、経験も何もない私が

なんとか考えを絞り出して作った経営計画書。

 

何度か作っては会計事務所に持っていき、確認をしてもらいました。

 

それをギラ男に見せ、説明をしました。

 

・・・

・・・ドキドキ

・・・ドキドキ・・・ドキドキ

 

「甘い!

こんなんでどうやって貸した金額を返していけんの?

全然少ないだろ!!」

 

 

・・・

・・・

うぅっ。( ;∀;)

 

隣で大きな声で話されると、、、

 

          気を失いそう・・・( ;∀;)

 

 

 

ギラ男に説教されながら、細かい指導を受けました。

現実と理想を交えながら、落としどころをどこで見つけるか。

 

長く話しているうちに、

(あれ?意外と親身になってくれている?)と感じました。

 

しかし、そう思ったのも一瞬で、

「次回きっちり作成したものを提出するように」

 

目がマジでした。

 

やっぱり、怖い。。。

 

ようやく、なんとか、ギラ男の拘束が解除され、

外でお見送りの挨拶をしました。

 

ギラ男を乗せた黒塗りの高級車が音もなく、

雪の積もった駒ケ岳方面に向かって走っていきました。

 

 

 

 

 

 

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(辛いことも多かったですが、自分の人生の舵取りをする為に

必要な経験をたくさんしたと思います。

この店長STORYは昔の暗い話ばかりが続きますが、

読んだ感想や応援メッセージを頂けると嬉しいです(^^) )

 

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